2019年12月10日 タネと内臓・その1

2019年12月10日 タネと内臓・その1
2019年12月10日

こんにちは!

イモムシカアチャンです!

今日は12月10日(火)暖かい一日でした。

12月8日(日)朝、ミミ(黒柴)がハウスのトイレシートの上で下痢ウンチをしていました。びっくりして、まだしたいかもしれないと思い、外へ連れ出しました。草むらでも、2回下痢ウンチをしました。

その後、カリカリフードをお湯でトロトロにして食べさせました。お昼ごろやっぱりまた下痢ウンチ。それでも、食欲はあって欲しがるのでまたトロトロにしたフードをあげました。

夕方まで、同じような状況が続き、相変わらず食欲はあって、フードを欲しがるのであげました。

ところが、1時間くらいたった頃だったと思いますが、何度も何度も吐き、下痢もおさまりません。尋常じゃないと思い、病院へ連れて行きました。夜間なので、すっごく高かったのですが、丁寧に血液検査やレントゲン検査をしてくださって、処置していただきました。帰り道は、ミミはとても落ち着いていて、ぐっすり眠っていました。

トオチャンがいる日でよかったです。

12月9日(月)朝からかかりつけの動物病院へ行きました。そこで、膵炎の疑いはゼロではないけれど、胃腸炎の治療をすることにしました。(救急病院の先生は、最近は5歳くらいで膵炎になるワンコもけっこういると言っていました)薬を飲んでいても状態が良くならないようだったら、膵炎の検査をしっかりやろうということで、1週間分のお薬をもらって帰宅。下痢も嘔吐も今のところ止まっています。

フードは引き続き、トロトロフードにしています。どうか、早くよくなりますように。心配してくださった方々、本当にありがとうございます。今日は朝からみんなでのんびりしています。

カアチャン自身、政治には心底がっかりしてしまい、さらに追い打ちをかけるようにアフガニスタンで活動されていた医師の中村哲が何者かに銃撃され死亡というニュース、そして、憲法改正は21年を目指すなんていう首相の発言。予算委員会も200日以上も開かれないまま、国会の会期延長も拒否したまま閉会。

嫌だね、うんざりだね、残念だね、と思っていたので、ミミも感じてしまったのかもしれません。元気がなくなると免疫力も下がるって言いますから。気を付けます。

亡くなった中村医師のことを何も知らないカアチャンは、どんな人なんだろうと気になりました。

目に飛び込んでくる中村医師が残した言葉の数々に、胸を打たれました。がっかりする間があるなら、貧困のためにユンボで水路を作る、そんな方だったんだと思いました。

中村医師が残した書籍もたくさんありました。中でも「医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む」をまずは読んでみたかったのですが、Amazonでは中古しかなくてしかもすごく高くなっていました。

「100の診療所より1本の用水路を!」パキスタン・アフガニスタンで1984年からハンセン病とアフガン難民の診療を続ける日本人医師が、戦乱と大旱魃(かんばつ)の中、1500本の井戸を掘り、いま、全長13キロの用水路を拓く。白衣を脱ぎ、メスを重機のレバーに代え、大地の医者となった著者が、「国際社会」という虚構に惑わされず、真に世界の実相を読み解くために記した渾身の現地報告。

Amazon より

ツイッターを見ていたら、中村医師が銃撃され死亡したことを受けて、9条では命は守れないという趣旨のつぶやきがいくつもあり、目を疑いました。

多分、『アフガニスタンで考える―国際貢献と憲法九条』(岩波ブックレット 2006年 )という書籍も出しているので、この本を意識してつぶやいたのだろうということは想像できます。

9条では命を守れないということよりも、 アフガニスタンにおいて日本人と言えば中村医師であったこと、中村医師は憲法9条に守られていると生前あちこちで言っていたこと、日本では今まさに憲法を改正しようとする動きがあること、中東と自衛隊のことなどを考えると、 アフガニスタンにおける日本のイメージは変わりつつあるのではないかと思わずにはいられません。

偉大な方が亡くなられたこと。とても残念です。

今日の本「タネと内臓」

さて今日は、吉田太郎「タネと内臓」です。

12月も、有機農業がテーマなのだ。

本にはこんなことが書いてあったよ。
正直な話、ヤバい本を読んでしまったという読後感でいっぱいです。けれども、野菜を作るのが趣味ですと公言している以上、野菜づくりにまつわる話題には敏感でいたいので(というよりも引き寄せられてしまうのですが)、しっかり読み込んでいます。

著者である吉田氏は、あるとき、「膵臓に何らか障害があります。明日から緊急入院してください」と言われ、まったく心当たりもないままに、入院して精密検査を受けたそうです。

検査の結果腫瘍はなく、診断結果はⅠ型糖尿病。遺伝子組み換え技術を用いて製造したインスリンを打つ生活が始まります。血糖値は下がるものの、お腹が出てきたり、突然低血糖症状に襲われたり、いつまで経っても数値も正常化せず、出費がかさんでいく状態。

そんなときに出会った本「土と内臓」(築地書館)を読み、農作物と土壌、食べ物と腸との関係が瓜二つであることを再認識します。頭では分かっていたけれど、食べる行為を実践していなかった吉田氏は、一念発起して食生活など暮らしそのものを変えていきます。

有機野菜を買い、外食や加工食品を控え、ラーメンやうどんも止め、マメや野菜中心の食生活に変えた結果、血糖値は正常になり、インスリンも必要なくなったそうです。

アメリカでは、遺伝子組み換え農産物に伴うグリホサートを摂取することで腸内細菌のバランスが崩れ、リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)を併発し、自己免疫疾患が起こり、糖尿病をはじめとする難病が急増しているそうです。

そして一方では、有機農産物を食べ、腸内細菌のバランスを整えて健康を回復した人も増えている。店内すべてが有機になっているスーパーも増えている。

「タネと内臓」をただ読むだけだと頭に入らないおバカさんなので、まとめながら読み込んでいきたいと思います。

吉田氏も書いていますが、しばらく憂鬱な話が続きますが、最後に処方箋が出されますので、おつきあいください。野菜づくりにも生かせるものがあるかもしれません。

まとめたところは、わかりやすく斜字にします。

〇タネはいのち

2001年に制作されたアニメ「地球少女アルジュナ」(手塚治虫)は、今読んでも古びていない。自然と調和した小規模農業であるべきだという趣旨のことが書かれている。

2013年、国連貿易開発会議がアグロエコロジーへの転換を提唱し、2014年には国連が国際家族農業年を打ち出す。国連食糧農業機関も国際アグロエコロジーシンポジウムを開催する。2015年は国際土壌年だ。

「身近な友人や知人と食糧をおすそ分けしあう小規模家族農家を保全することでしか地球から飢餓は根絶えきない」国連の専門家がジュナと同じ結論に達したのは、10年以上も後のことになる。

宮崎駿の処女作「シュナの旅」は、種子がテーマである。作物が育たない貧しい国の王子シュナは国を救うために大地に豊穣をもたらすという「金色の種」、すなわち麦を求めて旅に出て、麦を携えて故郷への帰還を果たす。人がお金のためにいのちそのものである種子を売り渡す時代が来ることを宮崎氏は直観していたのかもしれない。

ダイズと主食の種子の生産は、種子法によって各都道府県に義務付けられていたので、100%自給できていたが、2018年いきなりこの法律が廃止された。

種子法廃止論者は、既得権益の打破を掲げ、種子法廃止を反対する者は、日本主権の身売りだとし、両者で見解が極端に分かれる。

廃止を懸念する側の見解をいかに書き出してみる。

  • 公共種子事業の廃止
  • 公共種子情報の企業への無償提供
  • 種の自家採種の禁止
  • 「遺伝子組み換えでない」表示の実質禁止
  • 全農の株式会社化
  • ラウンドアップ(グリホサート)の残留基準値の大幅緩和
  • ゲノム編集の野放し方針

すべて、グローバル種子企業への便宜供与のための措置である。

遺伝子組み換え農作物は、ミネラルもろくに含まれず営業がなく、米国はもちろん、ロシアや中国も忌避している。不妊や流産、アルツハイマー病、糖尿病、自閉症など、あらゆる病気を引き起こすと言われている。

遺伝子組み換え農作物とセットの除草剤ラウンドアップ(グリホサート主成分)も発がん物質としてEUをはじめ世界中が禁止に向かっている。

種子法廃止とともに、ラウンドアップとセットで遺伝子組み換え種子を多国籍企業が日本国内に売りつける壮大な謀略のように思えてくる。

日本のマスコミではほとんど報道されないことで、さらに信ぴょう性が増す。

とっくに終わった経済成長をいまだに重視している今の日本の農政はとんでもない勘違いをしていることになる。

食材も種子も医療とセットでお金儲けのための知的財産にしていこうとするパラダイムと、生命も食べ物も種子もある特定の企業の財産ではなく、誰しもが贈与でわかちあっていくべきだとするパラダイムが対立し、せめぎあっている。

食から始まる贈与経済へと社会がシフトするのではないかと提言する神戸女学院大学の内田樹名誉教授、21世紀の社会変革のための三要素として「ポジティブ」「多様化」「今を楽しむコンサマトリー」を三要素として提起する東京大学見田宗介名誉教授、慈悲心と思いやりを最も重視していたアダム・スミスなど、贈与経済への社会転換を呼び掛ける兆候はあちこちにある。

同時に、まっとうな食べ物を食べることで腸内細菌が活性化すれば、脳も幸せに感じることが解明されてきた。腸内細菌の最新知見を活かして日々の食を見直せば誰もが心身ともに健康になれ、幸せを感じられるまっとうな社会が築ける可能性があるのだ。

以下は、この本を読んだ直後にインスタグラムに投稿したものです。

「家族農業ではなぜ食えないか」ではなく「家族農業ではなぜ食えない社会構造になっているのか」家族農業では食えない構造が問題なのだ。食の安全安心の世界地図が変わっていく。

ヨーロッパでは時代遅れの技術に甘んじながら地産地消に謹しむことこそがもっとも力強い経営体であるとして「再百姓化」が新しいトレンドになっている。

ロシアは遺伝子組み換え食品フリーゾーン宣言をし、武器や石油より有機農産物で稼ぐ道筋を描く。

有機農業、土壌微生物の多様性、非遺伝子組換え食品、無農薬、腸内細菌の健全化、健康、健脳、幸福感、環境問題がつながりあって、地球の未来、生物の未来への道筋となる。

日本、立ち遅れてる。日米貿易協定も立ちはだかる。でも…

昔、あったはずの道が、今はもう藪となり見当たらない。でも確かにあったはずの古い道。古地図片手に探し出す、藪をこぎ踏み跡を見つけながら歩き出す。あぁ確かにここに道はあった。日本にもあった。この道でよかったんだと思える本。

百姓であってる。

Instagram imomushikaachan より

👩‍🌾今日の気づき、学び、ぼやきetc.

中村医師の訃報。どんな人だったのか、もはや書籍を読むことでしか分かりようがないですが、実践する人だったんだろうなということだけはちょっと調べればカアチャンにでも分かります。

飢餓も病気も、水路があって農業ができれば改善できるからということで、水路を作ってしまう。

種子法は廃止されてしまいました。種苗法も改正されています。

日米貿易協定が承認され、非遺伝子組み換え食品の表示がだんだん難しくなっていくだろうと言われています。

日米貿易協定承認案の参院採決は、自民党、公明党、日本維新の会がすべて賛成票で可決されました。

昔、やっとの思いで、「遺伝子組換えでない」という表示を実現した人たちがいたはずなのに…。いとも簡単に手放そうとしているなんて。

くよくよしても始まらないので、ユンボで水路を作ることはできないけれど、畑を耕して有機野菜を作れる人にはなれるかもしれない。がっかりする間があったら、せめて安心な野菜を作れるようにがんばろう。

⭐️ I hope you have a happy day⭐️

冬ごもりの季節は、忙しくなること必須なので、日記を毎日書くのは難しくなるかもしれません。投稿しない日もあるかもしれませんが、心配なさらずに。

それでも、写真はインスタグラムに投稿できると思います。生存確認はインスタグラムでお願いします(笑)。

というわけで、今日もお付き合いありがとうございました!

それでは、おやすみなさい。

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