2019年12月26日 ドリトル先生・航海記

2019年12月26日 ドリトル先生・航海記
2019年12月26日

こんにちは!

イモムシカアチャンです!

今日は12月26日(木)曇り。

12月25日(水)クリスマスのささやかなパーティを友人たちとしました。いつもどおりの食事で、とくに何か変わったものを作るわけではないのですが、みんなで食べるとおいしいですね。

アヒージョというものを作ってみました。冷蔵庫にあるものをどんどん入れて、オリーブオイルとにんにくと鷹の爪とスパイスミックスを入れてグツグツするだけで、できあがってしまいます。パンに合うので、おつまみにぴったり。定番になりそうです。

今日の本「ドリトル先生・航海記」

さて今日は、ロフティング作/井伏鱒二訳「ドリトル先生・航海記」です。

今日は、有機農業の本はお休み。

第2巻「航海記」では、ドリトル先生がクモサル島の王様になってしまいます。先生は、嫌々ながら引き受けますが、王様になると決めたら徹底して、昔ながらの派手なことや、王様らしい壮大なことは退けて、民主的な王様を目指しました。人民と親しくして、威張らない王様です。歴史の本に出てくるような戦争をしたり、華々しい出来事の中に飛び込んだりしません。

クモサル島はインディアンの島です。インディアンに対する表現方法に、作者のその時代の思い込みが含まれていることは確かにあり、今なら問題になりそうです。

けれども、巻末に岩波文庫が気骨ある文章を載せていました。 「あらゆる文学は、書かれた時代の制約 から自由ではありません」「第三者が故人の作品の根幹に手を加えることは、著作人格権の問題をこえて、現在の人権や差別問題を考えていく上で決して適切な態度とは思えない」「古典的な文化遺産を守っていく責務を負う出版社として、手を加えることは賢明ではないと考える」(2002年)

imomushikaachanインスタグラムより

本を読み終わってすぐに、そのときの感想をインスタグラムに投稿しています。

ドリトル先生シリーズが、出版にも統制令が実施されて、子供の読物なども国粋調になっていくことを危惧した石井桃子と井伏鱒二による訳だということを知りませんでした。

結局、戦争が激しくなり、戦時下では出版もできなくなりました。戦後に全巻出版されました。

石井桃子氏が「ドリトル先生アフリカ」ゆきの巻末に、「「ドリトル先生物語」について」(1978年)という文章を寄せています。今から41年前に、石井桃子氏が書いたものです。

「ドリトル先生物語全集」十二巻が、日本で出版されてから、今日までに十六年がたちました。そして、アメリカで、最初の「ドリトル先生物語」が出てからでは、実に六十年です。六十年というのは、長い年月です。そのあいだには、さまざまなことがおこり得、また人間の考え方も大きく変わります。ことに、最近の六十年は、人間の歴史の上でも、大きな転換のときでした。

第二次大戦、ベトナム戦争も、そのあいだにおこりました。そして、それまで、ながく、いくつかの大国の、植民地とされていたところが、多くの独立国として歩きはじめました。これは、当然、それまで差別されていたひとたちの人権の問題にもつながってきます。つまり、人びとは、世界を、人間を、それ以前とはちがった見方で見はじめ、考えはじめたということです。

「ドリトル先生物語」について(石井桃子・1978年)

作者ヒューロフティングは、長女エリザベスと長男コリンが生まれた後、第一次世界大戦で西部戦線に赴きました。戦地で、負傷した軍用馬が治療も受けられず銃殺されたことに心を痛め、2人の子供に宛てた手紙の中にドリトル先生の物語を書きました。

ドリトル先生を読んでいると、父親の子供たちへの思いが散りばめられていて、温かい気持ちでいっぱいになります。もう会えないかもしれない子供たちに、父親が物語を通して教えたかったことはどんなことだったのだろうと考えてしまいます。

クモサル島へ渡る途中、船が遭難するのですが、ドリトル先生の助手トミー(まだ子どもです)は、たった一人になってしまいます。板切れの上に乗って流されてしまったのです。

トミーは、お腹が減って、喉が渇き、自分は飢え死にしてしまうのだろうかと考え暗い気持ちになります。もし、今ドリトル先生と一緒ならこんな気持ちにはならないのにと、赤ん坊のように泣きたくなってしまいます。

けれども、トミーは、「ドリトル先生なら、こんなことくらいでは、けっしてまいらない。先生は、新しい虫を見つけたりしたときだけ心を動かされます。ポリネシア(オウム)のいったことが本当なら、先生たちはおぼれていなくて、これからだんだん、よいほうにむかってくるでしょう」と考え直します。

「私は、ドリトル先生のような人になるのです。私は、けっして泣かないのです。つまらない考えなんかおこしません。」とトミーは困難に立ち向かっていきます。

目の前にいる父親に、王様はこうあるべきだ!困難に遭遇したらこういう心構えでいるんだ!なんて言われたら、うるさいなぁと思ってしまいそうです。でも、遠く離れた戦地から、楽しい物語を通して思わせぶりに伝えようとしてくるお説教は、素直な気持ちで受け止められそうですね。

⭐️ I hope you have a happy day⭐️

そういえば、カジノ利権の逮捕劇をニュースを通して見ていると、宝くじも賭け事だよなぁと思いました。当たったことがない!いったい今までにいくらすったかしら。

ちなみに、今年は買い忘れてしまいました。

冬ごもりの季節は、忙しくなること必須なので、日記を毎日書くのは難しくなるかもしれません。投稿しない日もあるかもしれませんが、心配なさらずに。年末年始は投稿もお休みします。

次の本は、「農業大国アメリカで広がる小さな農業」です。相変わらず有機農業の本ですが、これからは「じゃぁ、どうすればいいのか」という視点で読む本を選んでいくつもりです。春へ向けて、実際の行動や作業内容に踏み込んでいきたいので!

写真はインスタグラムに投稿できると思います。生存確認はインスタグラムでお願いします(笑)。

それでは、おやすみなさい。

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