こんにちは!
イモムシカアチャンです!
ミミの話を少しだけ。
ミミは、黒柴の♀です。血統書には玉華号という名前が書かれていました。
ミミは、実は、もう飼えなくなってしまった方が手放してしまったわんこです。
Contents
朝早くに電話で起こされました
朝早くに電話が鳴りました。
「犬好きだったよね?犬飼っているよね?もう1匹飼わない?」
という電話でした。
飼っていたご家族は引っ越してしまい、犬だけ置いていってしまったというのです。
黄色い首輪をした黒柴なんだけど、うちでは飼えないから保健所に連れて行かなくちゃならない。でも、しのびなくて。もし飼ってもらえるなら・・・
メールで送ってもらった写真を見たら、耳がピンと立った痩せた黒柴が寂しそうに笑っていました。
ちょうど、トオチャンがお休みの日で
トオチャンを起こして、すぐに見に行きました。
初めて会ったはずなのに、すごくフレンドリーで尻尾もフリフリ。お手もお座りも伏せもできる。咬まないしいい子だから、そのまま連れて帰ってきました。
耳がピンと立っているので、ミミという名前にしました。
ミミがたくさんのトラウマを抱えているとはつゆ知らず。
犬の本能なのでしょうか、今、この目の前の人に気に入ってもらえなければ、と生命の危機を感じるのでしょうか。生きる力のある子だな、と思いました。
ミミのリハビリ
連れて帰ってきたミミは、すごく痩せているし、汚れてべたべたしているし、オシッコもでない。ウンチも出ない。という状態ですごく心配な日々を過ごしました。
膀胱炎、ストルバイト尿結石。
ウンチは我慢する癖があり、ウンチをすると「ごめんなさい」という態度になり、食べようとします。
さらに、トラウマもたくさん抱えていました。
ちょっと、出かける様子を見せると、パニックになって怯える。
頭の上方に手が行くと目をつぶってごめんなさいという態度になる。
怖いと思うと噛む。知らない人に尋常じゃなく吠える。
トイレシートをむしゃむしゃ食べる。
よく見たら、歯も折れてる・・・。
もしかしたら、大変な飼われ方をしていたかもしれない・・・。そう思いました。
リハビリ生活の始まりです。
リハビリの毎日
膀胱炎とストルバイト尿結石
病院へ連れていき、健康診断をしました。
必要な薬をもらい、飲ませました。フードもストルバイト用にしました。
水をたくさん飲ませたいので、フードを水でふやかして食べさせるようにしました。
ワクチンも狂犬病注射もしていなかった可能性が高いので、先生に相談しながら、何度も病院へ連れていき、半年後にはストルバイト結石もほとんど出なくなりました。
今では落ち着いています。
一度もシャンプーしていないかも
生まれてから一度も洗ったことがないくらいの汚れっぷりでした。
ブラッシングを優しく丁寧に毎日していても、フケが治まりません。
諦めずに、繰り返しスキンシップを兼ねて、ブラッシングと暖かいタオルで拭くようにしました。
1か月後、シャンプーをしてあげました。その頃には、暴れることもなく、気持ちよさそうにシャンプーをさせてくれました。
ウンチを食べちゃう
ウンチをしたら、褒める。褒めまくる。
お菓子をあげる。最高の笑顔でいい子だね!と言う。
毎日、繰り返していたら、直りました。
今は、ウンチをすると、お菓子頂戴!と走ってきます。
トイレシートを食べちゃう
食べているところを見かけたら、こらっ!だめっ!と怒るようにしました。
お腹が減ると食べてしまうので、食事を3回に分けました。
今では、トイレシートを食べることはほぼなくなりました。
置いてけぼりは嫌だ症候群
一緒に連れていくようにしました。
今では、ドライブの方が嫌いだから、留守番したいといいます。部屋から出てきません。
なるほど、もっと嫌いなものがあるとトラウマは克服できることもあるのか、と勉強になりました。
顎から頭をナデナデ
頭の上に手を持っていくと、すごく怖がるので、顎からなでなでしながら頭の方へ移動させる方法で、徐々に慣れさせました。
特に男の人がダメでした。
トオチャンがすごく頑張ってくれて、ミミをたくさんナデナデして遊んでくれたので、今では怖がりません。
ちゃこネエサンには相変わらず叱られますが
ちゃこネエサンと一緒に、まだ散歩はできません。
ちゃこネエサンが、ミミをガウガウしてしまうのです。ミミも応戦してしまいます。
お散歩は1匹ずつです。
もしくは、トオチャンがちゃこ、カアチャンがミミを連れて、みんなでお散歩しています。
おうちの中でも、ちゃこネエサンはフリーですが、ミミはゲージの中です。
その方が安心な様子。フリーにすると落ち着かなくて、ずっとちゃこネエサンをうかがってしまいます。
ちゃこもミミも暮らしやすい環境が一番だと思うので、無理はしないようにしています。
ミミと黄色い首輪
ミミはペットショップで買った柴犬だったのだと思います。
きっとそのときに黄色い首輪も買ってもらったのでしょう。
でも、いろんなことがあったのだと思います。何があったかなんて知る必要はありません。
結果的に、たくさんのトラウマを抱えたワンコになってしまい、捨てられてしまいました。
ただ、一緒に寝たがる様子を見ていると、一瞬でも愛されたことがあるワンコなのだろうということは想像できました。
トラウマを克服するためには、前の飼い主との思い出を嫌な記憶にしてはいけないなと思いました。
人間側の論理ですが、黄色い首輪はそのまま使っています。
黄色い首飾り、かわいいね! 似合うね! ミミちゃん!
犬の十戒。心に沁みます。そのうち、紹介させていただきますね。
それでは、おやすみなさい。