以前、ちゃことミミがストルバイト尿石になり、療法食に変えたのに、今まで買っていたところから買えなくなって困ったぞ!というブログを書きました。


ときどき病院で尿検査をしても安定していたので安心してしまいました。
ミミが膀胱炎になり、尿検査をしたら、ちゃこもミミもPHが8!!アルカリ寄りのおしっこ。


キャベツをたくさんトッピングしたからかなぁ、お肉をトッピングしたからかなぁ、いろいろ悩みました。
療法食だけにしないとやっぱりだめなのかなぁ、腑に落ちないなぁと思いながら日々を過ごしていました。
Contents
空腹時は尿は酸性に傾くらしい
あるとき、「空腹時は尿は酸性に傾く」というブログを読みました。
!?
まったく予想してなかったことでした。
病院で尿検査をしてPHが8なんて高い数値が出れば、当然療法食をすすめられます。
でも、犬生(人生)せいぜい十数年。毎日療法食だけというのはあまりにもかわいそうだと思ってしまう…。
いや、ドッグフードだけの方が長生きできるんだ!という考え方もあると思うのですが、食べることが大好きなカアチャンは、毎食グラノーラみたいなものを食べて、ウンチがちょっとしか出ないちゃことミミを見ていると、なんだかせつなくなってしまうのです。
フードは、余計なものが入っていないため、うんちが少なくなります。
もりもりウンチは健康の秘訣と思うのは、私だけでしょうか。
いいウンチだぁ!とほめてあげたいのです。
そして、ストルバイト対応のフード(療法食)というのは生きていくために必要な栄養素から、結石の原因になる成分を取り除いたものになっています。結石予防のことだけを考えたフードなので、それもしっくりこないのです。
できれば、遺伝子組み換えでないものを選んであげたいという気持ちもあります。
そこで、1日3回の尿検査(PHの検査)をしてみることにしました。
1日3回のPH検査をしてみた
実は、ちゃこもミミも、1日4回小分けにしてフードを食べていました。
1日分のフードを4回に分けてあげていたのです。
なぜなら、ちゃこは小さいときからずっと空腹になると黄色い嘔吐をしてしまう体質なのです。
ちゃこが食べれば、当然ミミも欲しがります。
なので、ちゃこもミミも同じ食生活でした。
ある意味「空腹時」がない状態の食生活だったということになります。
ストルバイト結晶というのは、尿がアルカリ性に傾く事によって生成されます。
逆に尿のPHが酸性に保たれていればストルバイトの結晶は生成されません。
また、アルカリ性に傾いた尿によって生成されたストルバイトの結晶は、酸性に傾いた尿によって溶けて無くなります。
空腹時に酸性に傾くのであれば、結晶化されたり、溶けたり、を繰り返していることになります。
大きな石になる前に溶けて、排泄されれば、問題なしということになるはずです。
(あくまで仮説ですが)
そこで、今までは、①朝ごはん ②昼ごはん ③夜ごはん ④寝る前ごはん だった食生活を3回に減らしました。
④寝る前ごはんをやめて、歯磨きガムだけにしました。
寝る前ごはんをあげないと、ちゃこが明け方嘔吐してしまっていたためにずっと続けていた習慣だったので、心配でしたが、今のところ大丈夫そうです。
小さいころに嘔吐ばかりしていたので、私自身、トラウマになっていたのかもしれません。
実験の内容
4種類の実験をしました。
検査のタイミングは、朝ごはん前・昼ごはん前・夜ごはん前です。
昼ごはんをフードの場合と、おやつだけの場合で実験しました。
フードは、療法食とふつう食の場合で実験しました。
朝ごはん前が一番空腹時ということになります。


①療法食で1日3回の食事の場合
朝ごはん前は、酸性尿でした。
昼ごはん前は、アルカリ尿でした。PH7レベルです。
夜ごはん前も、同じくアルカリ尿でした。
②療法食で1日2回の食事の場合(昼ごはんはおやつだけ)
朝ごはん前は、酸性尿でした。
昼ごはん前は、アルカリ尿でした。PH7レベルです。
夜ごはん前は、酸性尿とまではいきませんが、弱酸性の尿になりました。昼ごはんを食べていないので、日中の空腹時に検査をしたことになります。
③ふつう食で1日3回の食事の場合
朝ごはん前は、酸性尿でした。
昼ごはん前は、完璧なアルカリ尿でした。PH8レベルです。検査紙がすごく濃い紺色になりました。
夜ごはん前も、同じくアルカリ尿でした。
④ふつう食で1日2回の食事の場合(昼ごはんはおやつだけ)
朝ごはん前は、酸性尿でした。
昼ごはん前は、完璧なアルカリ尿でした。PH8レベルです。
夜ごはん前は、酸性尿とまではいきませんが、弱酸性よりの尿になりました。昼ごはんを食べていないので、日中の空腹時に検査をしたことになります。
ふつう食でも、昼ごはんを食べなければ、空腹になり尿が酸性に傾くことがわかりました。
昼ごはん前(朝ごはんを食べた後)の尿がPH8になって、ストルバイト結晶が生成されても、いったんは溶けてしまうということになります。
また、朝ごはん前は、いつでも酸性尿になることがわかりました。
昼ごはん前は、療法食だとPH7くらい、ふつう食だとPH8以上という感じです。
夜ごはん前は、昼ごはんを食べたときは療法食でもふつう食でもアルカリ尿で、昼ごはんがおやつだけのときはいつでも弱酸性でした。
なので、朝ごはんは療法食、夜ごはんはふつう食にしてトッピング。昼ごはんはおやつだけにして再実験してみることにしました。
朝ごはんは療法食、夜ごはんはふつう食にしてトッピング
結果的には、
朝ごはん前は、酸性尿でした。
昼ごはん前は、アルカリ尿でした。療法食だとPH7レベルです。
ふつう食だったらたぶんPH8くらいになったはずです。
朝ごはんを療法食にすると、日中の尿がふつう食よりはアルカリ化しないことがはっきりしました。
夜ごはん前は、酸性尿とまではいきませんが、弱酸性よりの尿になりました。昼ごはんを食べていないので、日中の空腹時に検査をしたことになります。
夜ごはんをふつう食にして肉や野菜をトッピングをしても、朝ごはん前には酸性尿になりました。
日中にストルバイト結晶が生成されても、夜中にいったんは溶けてしまうはずです。
朝起きてすぐ、朝ごはん前のおしっこで排泄させてあげられれば、体内で結石化しないのでは?
フードだけの生活でなくても、トッピングをしてあげても、問題ないのではないか?
と考えられる検査結果になりました。
というわけで、療法食はまだ在庫もありますし、食べきるまでは朝ごはん用として食べる予定です。
また、1か月くらいしたら1週間程度尿検査を続けてみたいと思います。
できれば、朝ごはんも夜ごはんも、ふつう食にしてあげたい。
できれば、オーガニックなフードにして、楽しく食べられるようにトッピングもしてあげたいです。