朝日が入ってくる窓の近くで寝ているの。
ちゃこです。
朝日が差し込んできたら目が覚めちゃう。
カアチャンもトオチャンもガーガー寝てるから、まずはカアチャンをオリャーと起こす。
バシバシして起こす。
大体カアチャンは、痛って言って起きるよ。
カアチャンにお茶を一杯飲ませたら、畑師匠のところへ行く。
あたしの朝ごはんは畑師匠の家にあるんだよ。
仔猫のマルとチビがいるから、決着つけに行く。
目の前をタタタッタターッて走るから捕まえてギブさせてやるんだ!
マルは男の子で大きい。ご飯もカリカリできる。
チビは食べられないからカアチャンがチュールをあげてるうちに歯が生えてきた。
くしゃみが酷くなっていくしもともと目や鼻の周りがグジュグジュしてるから、
畑師匠を説得して病院に連れて行ったんだって。
飲み薬と目薬をとりあえず2日間やってみたらだいぶよくなってるって言ってたよ。
今はカアチャンが行けない日も畑師匠ができるように教えてるんだって。
畑師匠は、自分もめったに病院へ行かないし、薬もほとんど飲んでいないし、犬猫を病院に連れて行くという発想がない。
強い子は生き残る。でも弱い子は死んじゃう。自然界では。カアチャンも分かってはいる。
そうなんだけど…ちょっとお薬飲ませれば大きくなれる子だし、そんなマルとチビと毎朝顔を合わせているんだし、抱っこできる子だし、出会っちゃったんだからなんとかしたいじゃない?
トオチャンは横目でちらっとしてやれやれしてたよー。